PEP Conference 2021
"探究"から"研究"へ—英語教育の果たす新たな役割を考える—
開催日時
2022年1月29日(土)
13:00〜18:00(予定)
会場
ZOOMウェビナー
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講演・パネルディスカッション動画
「オープニングトーク」山中司教授(立命館大学・生命科学部)
基調講演「PBLの学習効果・授業支援・評価ー同志社大学プロジェクト科目の事例を通して」山田 和人(同志社大学 教授/PBL推進支援センター 初代センター⻑)
「ドルトン東京学園が実践する『学習者中心』の探究的な学び」安居 ⻑敏 (ドルトン東京学園 中等部・高等部 副校⻑)
「小中高大院一貫教育が目指すもの」坂 一平 (学校法人立命館 一貫教育部 副部⻑)
「探究のバトンを研究に繋げる ー研究架橋型英語プログラムとしてのPEPー」 木村 修平 (立命館大学 生命科学部 准教授)
「事例紹介1: 国際サイエンス・フェアを通した高等学校での教育実践」 武田 菜々子 (立命館高等学校 英語科 教諭)
「事例紹介2: 明和高校における英語を使った探究活動について」 仙石 智津子 (愛知県立明和高等学校 英語科 教諭)
「事例紹介3: プロジェクト発信型英語教育から学んだこと:研究者の観点から」 川口 高徳 (立命館大学 薬学部 助教)
パネルディスカッション(事例紹介者+講演1〜3登壇者) 司会: 木村 修平
プログラム
オープニングトーク:「私たちは何者か?」を改めて問う
山中 司 (立命館大学 生命科学部 教授)
基調講演:PBLの学習効果・授業支援・評価 ー同志社大学プロジェクト科目の事例を通してー
山田 和人 (同志社大学 教授/PBL推進支援センター 初代センター⻑)
講演1:ドルトン東京学園が実践する「学習者中心」の探究的な学び
安居 ⻑敏 (ドルトン東京学園 中等部・高等部 副校⻑)
講演2:小中高大院一貫教育が目指すもの
坂 一平 (学校法人立命館 一貫教育部 副部⻑)
講演3:探究のバトンを研究に繋げる ー研究架橋型英語プログラムとしてのPEPー
木村 修平 (立命館大学 生命科学部 准教授)
事例紹介+パネルディスカッション
事例紹介1: 国際サイエンス・フェアを通した高等学校での教育実践
武田 菜々子 (立命館高等学校 英語科 教諭)
事例紹介2: 明和高校における英語を使った探究活動について
仙石 智津子 (愛知県立明和高等学校 英語科 教諭)
事例紹介3: プロジェクト発信型英語教育から学んだこと:研究者の観点から
川口 高徳 (立命館大学 薬学部 助教)
パネルディスカッション(事例紹介者+講演1〜3登壇者)
司会: 木村 修平
講演1、講演3のあとにそれぞれ休憩を挟みます。
開催にあたって
私たちは今、激しく変化・複雑化し、不確実性・予測不可能性の高い社会に生きています。そのような状況の中、学びのかたちも大きく変容しつつあります。答えの無い問いを発し、自らその答えを考え、探る力は、21世紀型スキルやCommon Core、OECD Core Competenciesなど様々な名称で呼ばれ、世界中でその育成の必要性が重視されています。日本でも、高等学校の学習指導要領で従来「総合的な学習の時間」と呼ばれていた科目が2022年度から「総合的な探究の時間」に改められます。
探究型学習では、自ら設定した課題に関する情報の収集・分析を行い、それらをまとめて表現することが重要な活動となることから、ICTを実践的に活用する場としても重視されています。また、すでに探究型学習を実施しているSGH(Super Global High School)やSSH(Super Science High School)などの先進校や実証モデル校では、課題のリサーチに社会科や理科の教員が協力したり、成果発表を英語で行うなど、多教科型で授業を展開しているケースも少なくありません。探究型学習は、これまで個別に捉えられていた教科やスキルを複合化する契機になっているとも言えるでしょう。
立命館大学4学部で展開しているプロジェクト発信型英語プログラム(PEP)は、学生自らの興味・関心に基づいてプロジェクトを立案し、ICTを活用して情報をまとめあげ、英語で発表するという探究型スタイルを2008年から大学の正課英語授業として実施してまいりました。10年以上にわたる実践を通じて大学英語教育が担う新たな役割を考え続けてきたPEPにとって、探究型学習の推進は新たな挑戦であり、可能性です。
探究型学習を体験してきた学生の知的好奇心を英語授業を通じてどのように刺激できるか?ICTと英語を汎用ツールとして駆使する成長をどうすれば促すことができるか?高度な専門知に基づく研究活動に繋げるため、英語教員には何ができるのか?大学は探究型学習を実施している高校とどのようなコラボレーションを行うことができるのか?これらは、探究型学習の推進が提起する論点であると同時に、本学が掲げる2030年の学園ビジョン(R2030)にも密接に結びつくポイントでもあります。
本カンファレンスでは、大学英語教育と探究型学習を中心に、多様な知見を集約し、皆様と議論できればと存じます。ぜひ多くの方々にご関心をお寄せいただき、ご参加いただければと思います。
本カンファレンスは以下の方を対象といたします。
現職の英語教員
現在、小学校、中学校、高校、大学などの教育機関で英語の教鞭を執っておられる方で、PBLや課題解決型学習、探究型学習への移行にご関心をお持ちの方、あるいはすでに実践しておられる方には、他の教育機関や学校種における実践や課題について知っていただき、疑問や悩みごとを共有していただける機会です。
大学教員志望の学生
現在、大学生、大学院生の方で、将来的に大学教員を志しておられる方には、探究型学習という新たな教育手法の潮流について理解を深めていただけます。また、そうした観点から現職の教職員に今後どのような働き方が求められているかを具体的に知っていただける機会です。
大学職員志望の方
将来的に大学教員を志しておられる方には、大学の現場が具体的にどのように探究型学習を推進・活用しようとしているのか、また、そのような環境下でどのように職員と教員がコラボレーションできるのかを実例とともに知っていただける機会です。
教育機関で管理職に就いておられる方
探究型学習ではどのような教育手法が求められているのか、また、教職員や学生たちは新たな学びの形態に対してどのようなニーズを持っているのかを知っていただき、カリキュラム改革やプログラム刷新のアイデアを得ていただける機会です。
助成
本カンファレンスは、立命館大学2021年度教育力強化予算(英語ライティングを中心とした発信活動全般に対する統合的支援)の助成を受けています。
お問い合わせ
本カンファレンスについてのお問い合わせは木村(kimuras@fc.ritsumei.ac.jp)までお願いいたします。