PEP Conference 2023

AI時代の学習者評価ー探究型・PBL教育の諸相ー

開催日時

会場

参加費

プログラム

金丸 敏幸

2001年京都大学総合人間学部卒業、2003年京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了、2006年同博士後期課程単位取得認定退学。京都大学博士(人間・環境学)。現在は京都大学の全学共通科目で英語を担当。2009年に京都大学の指定教材となっている『京大・学術語彙データベース基本英単語1110』(研究社:共著)を出版、2014年には新入生全員が利用する英語e-Learningシステム「GORILLA」を開発、その運用に携わる。

有嶋 宏一

鹿児島の公立高校勤務を経て、2020年から県総合教育センター勤務。文部科学省「学習指導要領等の改善に係る検討に必要な専門的作業協力者」、国立教育政策研究所「評価規準、評価方法等の工夫改善に関する調査研究協力者」を務める。主な共著は「HOPE:中高生のための英語スピーキングテスト」(教育出版)や「平成30年版 学習指導要領改訂のポイント 高等学校外国語(英語)」(明治図書出版)等。趣味はウォーキング。

開催にあたって

2023年度はChatGPTをはじめとする生成系AIの躍進に湧いた1年となりました。複雑な数式やプログラミング言語ではなく、普段づかいの言葉による対話形式で多様なレスポンスを返すAIは多くの可能性に満ちています。一方で、教育分野ではAIが新たな剽窃手段になりうる危険性や不正確な情報を出力するリスクが指摘され、今年の春から夏にかけて国内外の主要大学がAIの利用に関する方針を相次いで表明するという異例の事態に発展しました。英語教育は生成AIの影響を特に強く受ける分野とも言われています。そうした時代の英語教育で適切な学習者評価はどうあるべきなのでしょうか?

さらに、2022年度の学習指導要領改訂からは「生きる力」を養うため「総合的な探究の時間」が盛り込まれました。一方的な知識の伝授だけではなく、学習者自身がテーマを選び明確な答えの無い課題に取り組む。探究型学習として知られるこの教育手法はプロジェクト型学習(PBL)などとも通底し、高校の教育現場では様々な取り組みが行われています。大学もこうした新たな学習を体験してきた層への対応を迫られていると言え、英語教育も例外ではありえません。探究型学習を取り込んだ英語教育とは、またその評価とはどうあるべきなのでしょうか?

AIと探究型学習という2つの衝撃を大学英語教育はどう受け止め、どのように学習者を評価していくのか、それは社会をどう変えていくのか?PEP Conference 2023でぜひ皆様と議論を深められればと存じます。

対象と目的

 本カンファレンスは以下の方を対象といたします。

助成

本カンファレンスは立命館大学「2023年度 多様な授業形態における教育手法開発と実践を促進する支援」(立命館大学教育DXピッチ)予算の助成を受けています。

お問い合わせ

本カンファレンスについてのお問い合わせは木村(syuhei@fc.ritsumei.ac.jp)までお願いいたします。